開催日時
2018年3月10日(土)13:30〜
(受付開始 12:30 / 終了予定 16:30)
[参加申込み受付中]
もしくは
会場
益田市市民学習センター 多目的ホール
〒698-0033 島根県益田市元町11ー26
タイムテーブル(詳細が決定次第、情報を更新いたします)
内容 | |
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13:00 | 開場 |
13:30 | オープニング ・ごあいさつ 益田市長 山本浩章 ・イントロダクション(映像) |
13:45 |
取組み事例報告 実践者の皆さんに取組みの報告をしていただきます。 ①住民による鳥獣被害対策の現在 [益田市二条地区 二条里づくりの会] 益田市二条地区の地域運営組織 「二条里づくりの会」では、集落に出没するイノシシ・サルなどの目撃や被害の情報をクラウドを活用して共有しています。 ②地域住民による保育所への農産物出荷 [益田市真砂地区 真砂の食と農を守る会 大地] 益田市真砂地区では、地域住民の農産物を保育所給食食材へ出荷しています。この出荷業務をクラウドで管理し事務局負担を軽減しています。③訪問ケアにクラウドを試験活用 [医療法人 里山会 / 匹見歯科診療所]医療法人里山会では"お口の健康"を中心に訪問ケアを行っています。その際、バイタルデータをクラウドに蓄積しています(試験的運用)。 ④災害対策本部での活用を目指して [益田市役所 危機管理課]災害発生時にインターネットを介して災害対策本部や避難所などが密に連絡をとりあえるツールをクラウドで製作中です。 ⑤地区補助金の会計事務負担をクラウドで軽減 島根県邑南町では、町内全ての地区において地域づくりをすすめる取り組みをおこなっています。その際の補助金会計事務などの負担軽減にクラウドを活用しています。 |
14:45 |
ブースタイム 会場にさまざまな取り組みをご紹介するブースをご用意する予定です。 参加者の皆さんは、ご自由に各ブースご覧いただけます。 |
15:15 |
トークセッション 地域づくりクラウド活用をふりかえる ~取組みから見えてきた成果と障壁~ |
16:30 | クロージング |
本実証実験について
[背景] 人口減少による自治運営の担い手不足が課題に
島根県益田市は「日本創成会議」から発表された「消滅可能性都市」の1つです。1985 年から人口減少が進み、農業の担い手不足による不耕作地の増加、管理しきれていな
い山林や里山の荒廃がもたらす鳥獣被害増加、空き家の増加などの課題が、近年散見されていました。そこで2013 年より、地域が一体となり課題解決に向けて取り組む地域自治組織の設立な
らびに運営の支援を進めてきました。この取り組みが順調に進んだ地域では、活動が拡大した結果、自治組織の事務局スタッフや、行政が配置したサポートスタッフへの負荷が大きくなっていました。
益田市は、人口拡大に向けて定住施策に力を入れておりますが、自治運営の担い手不足は、今後も恒常的な課題になると考えています。抜本的な解決に向け、ICT を活用した運営効率化の検討を始めました。
[概要] 自治運営効率化、住民主体の地域づくり
今回の実験では、益田市人口拡大課ほか関係部署、一般社団法人小さな拠点ネットワーク研究所、そして益田市の中山間地域の自治組織が、官民一体となりサイボウズ株式会社がサービス提供をするクラウドデータベース「kintone」を利用しました。
同サービス上では、これからの中山間地域における地域運営に必要な事業の進捗管理や予算利用状況の管理、もしくは野生動物の出現情報といった、地域住民が日々の生活で必要になる情報も共有していくことで、ICT を活用した持続可能な地域運営のあり方を探求するものです。益田市は今回の取り組みを通じ、地域住民が主体となり地域課題を解決できるチームづくりを目指しています。